あるガードマンさんの話し
J社のKさんのお話です。
こちらまでうれしい気持ちになりますね。
チーム一丸となって一つのモノを造り上げることはとても素晴らしいことですし、そこには良い雰囲気がありますね。
何とも言えない、かけがえのないモノがあるのだと思います。
鈴木 ゆかり
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私が20歳の頃の話です。
当時、駅前のホテルの新築工事現場で交通誘導警備業務に従事していました。
警備の仕事もまだ始めたばかりで、右も左も分からなかった私が
初めて一人きりで仕事をした思い出深い現場でした。
その現場では、毎日がとても新鮮で、新しく覚えることが多く、充実した日々を送っていました。
現場には鳶職の方や電気屋さん、内装屋さん、左官屋さん、大工さん、空調屋さんなど様々な職人が一緒に働いていました。
私は主にそこで工事に使用する材料を運搬する、トラックやトレーラーの出入誘導や、搬出入のスケジュールを各職長に伝え、
狭い構内で工事用車両が円滑に作業できるように、調整する仕事を任されていました。
そこでは職種の異なる職長さんたちや、作業員の方たちがとても仲が良く、和気あいあいと仕事をしていました。
私も皆さんから「ガードマンさん」と呼ばれ、年が一回りも違う先輩の方からも信頼され、仕事をすることに誇りを持っていました。
毎日10時と15時に小休憩を取ります。
たくさんの職種の違う方たちが缶コーヒーを片手に、時には笑い話をしたり、時には真剣な顔で仕事の話をしたりして、とても良い雰囲気がそこにありました。
そして、ついにホテルが完成しました。
その時の皆さんの顔には何か誇らしい笑顔がありました。
私は今でも忘れることができません。
私は今でも、そのホテルの前を通るとあの頃の記憶が鮮明によみがえり、
「ここを造った当時、確かに私も皆と一緒にこの場所にいたんだ」
と、とても懐かしく、そして誇らしい気持ちになります。
そう‼️
地図に残る仕事を自分達はやってます(^_^)
誇りを持って頑張ります(^_^)